歯科衛生士のルーツは…アメリカ!?
歯科衛生士という資格は、 1913年にアメリカで誕生したと言われています。 日本に知られたのは、1919年 アメリカに留学をしていた歯科医師の岡田満氏が、 歯科衛生士という資格があることを 伝えたことが始まりと言われています。 歯科衛生士の先駆け 「歯科衛生婦」の誕生 1921年、日本では「歯科衛生婦」という名称で 養成が始まりました。 しかし、当時はまだ国家資格ではなかったため、 現在のような専門的な業務は行っておらず 虫歯予防やその知識を広めることが主な仕事でした。 日本で、国家資格になったのはいつ? 歯科衛生婦から歯科衛生士という国家資格に定められたのは、 第二次世界大戦後の1948年 当時の日本では、戦争の影響により公衆衛生に問題が… そこで、連合軍総司令部(GHQ)の指導のもと、 1947年に保健所法が改正され、 歯科衛生も保健所の業務に含まれました。 時代を経るごとに、歯科衛生士の存在は重要に! 歯科衛生士の仕事は、 歯槽膿漏を予防するための歯石除去といった 口腔ケアに限定されていましたが、 1955年に歯科診療補助が追加されたことで、 保健所勤務だけでなく、 歯科医院でも働けるようになりました。 今では人々の健康を守る 重要なポジションとして、 歯科医院では欠かせない存在となっています。 日々、歯科医療は進歩しているため、 今後も歯科衛生士の活躍の場は 広がっていくのではないでしょうか。